「スパニッシュ・アパートメント」の巻
スペイン・バルセロナを舞台にヨーロッパ各国からやって来た留学生たちが共同生活をするというストーリーの映画「スパニッシュ・アパートメント」。
2002年のフランス/スペイン映画です。「アメリ」で有名な女優「オドレイ・トトゥ」が出演しています。監督は「猫が行方不明」「パリの確率」などで有名なフランスを代表するセドリック・クラピッシュ。映画の詳細はウィキペディアにありますのでそちらをご覧ください。
海外に憧れ、多感な若者を上手く表現した映画です。学生の頃にスパニッシュ・アパートメントを観て海外留学に興味が出たのを思い出します。留学先のスペイン・バルセロナでの何気ない生活がとても微笑ましく面白いです。
邦題「スパニッシュ・アパートメント」ですが、原題「L'Auberge Espagnole」は直訳で「スペインの宿」で意訳すると「ごちゃまぜ」です。
18世紀の表現になりますが、『サンティアゴデコンポステーラへの道中にあるホステルでは、食事が良くなかったために自分で食べ物を持参する必要があり、誰しもが何かを見て、感じたままに解釈する、その派生的な意味がある』だそうです。
更に、スパニッシュ・アパートメントの英題「Pot Luck」は「参加者が各自食べ物を持ち寄って楽しむパーティー」という意味です。次はネタバレになりますのでご注意。
主人公のグザヴィエは海外留学を終えてフランスに戻ると、心にポッカリと穴が空いたように無気力になります。「留学あるある」だと思います。海外留学前の自分ではなくなり、一回り成長したにも関わらず日本に戻ってくると、
- 海外にいることが日常であった
- 日本での目標がなかなか見つからない
- 将来への不安
- 価値観の違い
人それぞれ様々な理由から虚無感に襲われることもあります。そんな場合は海外留学をする前のことを思い出し、次の目標を掲げてチャレンジを続けることで克服できます。もし機会があれば「スパニッシュ・アパートメント」をご覧ください。
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